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NonVisual Desktop Access (NVDA) は、Microsoft Windows用のフリーかつオープンソース、ポータブルなスクリーンリーダーである。 2006年にMichael Curranがプロジェクトを開始した。NVDAはPythonでプログラムされている。Microsoft Active Accessibility(en)、IAccessible2(en)、Java Access BridgeといったアクセシビリティAPIとともに動作させるため、ビデオ割り込みの技術の使用は避けている。ライセンスはGNU General Public License。 NVDAは、統合スピーチ・シンセサイザーとしてeSpeakを使用し、SAPIシンセサイザーをサポートする。〔NVDA Project: About NVDA .〕 バージョン0.6p3以降では、点字ディスプレイが公式にサポートされている。 == 概要 == Windowsの基本的な機能のほか、 NVDAはワードパッド、メモ帳、Internet Explorerとともに動作する。Outlook Express、Microsoft Word 2000/XP/2003、Microsoft Excel 2000/XP/2003 〔の基本的な機能もサポート。フリーのオフィススイートLibreOffice、OpenOffice.orgのサポートにはJava Access Bridgeが必要。NVDAはMozilla Firefox (バージョン3以上)もサポートする。NVDAの開発者は、最大限バリアフリーなウェブブラウジングが可能なウェブブラウザとしてFirefoxを推奨している。 2009年初旬以降は、NVDAはAccessible Rich Internet ApplicationsのWAI-ARIA標準をサポートしており、Webアプリケーションへの対応強化をめざしている。〔Marco Zehe: NVDA 2009.1 beta, what’s in it for Firefox users? , Tuesday, October 27th, 2009.〕〔What's New in NVDA (2009.1) 〕 Mozilla Thunderbirdバージョン3以上について、emailをサポートする。 バージョン2010.1では、64bit版Windows、ログイン画面、User Account Control(en) (UAC)画面、Internet Explorerをサポート。また、eSpeakスピーチ・シンセサイザーの新しいバージョンが含まれ、最新のスナップショットではビデオフックを実装中である。 2010年10月に開始したリリース2010.2には、大幅に簡略化したオブジェクトナビゲーション、 Adobe Flashコンテンツ用の仮想バッファ、画面に表示されたテキストを取得することによりコントロールへのアクセスを拡大、画面上のテキストのフラットレビュー、IBM Lotus Symphonyドキュメントのサポート、Mozilla Firefoxの表組み行列のヘッダのレポート、ドキュメントの強化が含まれる。 バージョン2011.1.1では、mIRC、PuTTY、Tera Term、SecureCRTで新規テキストアウトプットの自動レポート、グローバルプラグインのサポート、Microsoft Wordにおけるビュレット/ナンバリングの発声、点字ディスプレイ用のキーバインディング(直前・直後の行への移動など)の追加、Baum、HumanWare、APHの点字ディスプレイのサポート、IBM Lotus Symphonyテキストコントロールを含むコントロール用の色に関するレポートが追加された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NonVisual Desktop Access」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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